新人看護師研修 その15 気持ちよく自然治癒力を高める“手を用いたケア”

2025.08.04
健和会看護部の大切にしていることのひとつに、“手を用いたケア”があります。
特別なことではありません。
「そばにいて」「聴いて」「触れる」など、日常生活行動援助など、普段の看護実践の中で行われていることです。
4月の新人看護師初期研修では、「健和会が大切にしている看護」の学習の中で、手を用いたケア「軽擦法」を学びました。(新人看護師研修 その3 私たちがめざすのはどんな看護?)
講師は法人内にある臨床看護学研究所のスタッフで、今回は、タオルを用いたスキルを体験しました。
普段、清拭などで何気なく使っているタオル。
取り扱い方ひとつで、気持ちよさを提供できるだけでなく、自然治癒力や人間関係の構築にまで影響する優れもの。
感染対策上の理由で布製のタオルを廃止して、ディスポーザブルタオルが用いられている病院や施設が増えていますが、
感染上問題になるのは、「管理」であって、「タオル」ではありません!
布製の熱いタオルを使って気持ちの良いケアを提供することは、私たち看護部のこだわりの一つです
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今回研修で使用したホットタオルは、コップ1杯の熱湯とビニール袋を用いて作ったもの。
熱々のタオルを最小限の熱湯で作ることのできるこの方法は、災害など非常時でも役に立つ方法ですね。
患者さんの身体に触れる面だけは火傷をせずに気持ちよい適切な温度にして、
でも、タオルの中心部の熱を逃がさないように…
コツや実施のポイントの指導を受けながら患者役の同期の腕にそっと当てると…。
たった1枚の熱布タオルなのに、
たった腕一本のケアなのに、…気持ちいい!
皆その気持ちよさに表情もにっこり、うっとり??
熱いタオルってこんなに気持ちがいいんだと実感したのです。
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様々な効果を期待できる気持ちの良いケア
きれいにする、温める、気持ちよくなる、苦痛を軽減する、安心する…
「ケアの力」を実践でどのように生かせるかを考えました。
活用場面をどんどん増やしていってほしいですね!
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