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看護部中堅研修ウオッチング♪
皆さん、残暑に負けずがんばっていますか?今日もここ三郷市もうだるような
暑さです。
そんな中、健和会の各事業所からみさと健和病院に集まった28名の看護師たち
・・・お疲れ様でーす!
今日は中堅研修で熱布バックケアの基本手技の習得です!
私たちの臨床看護学研究所の川嶋みどり所長が推進する「て・あーて」が実践できる看護師集団になるべく気合が入ります。ブロコも取材でお邪魔。。
まずはオリエンテーション、「熱布清拭知ってる人?」数人しか手が挙がりません。もう死語になりつつあるのかしら? 講師も不安に。。。
対象は入浴やシャワー浴ができない状況にある方や不眠、高齢で認知症機能等低下している方、排痰を促したい方、腸の蠕動が滞っている方などその他可能性は未知数とのこと!すごいじゃん!と思わずブロコも乗り出す。。
まずは姿勢を安定させて前傾側臥位かシムス位をとらせてベッドの手前に患者をひきよせます。そしてタオルを当てるイメージを作ります。
熱布タオルの作り方は80℃の湯を準備するか。清拭車の温度を80℃に設定してあらかじめ堅く絞ったタオルを入れて蒸しておくか。耐熱性ビニール袋に入れて電子レンジで500Wで1分間加熱するか3通り。
今回は80℃の湯をベースンに用意して厚手ゴムを装着して二つ折りにした後に扇子折にしたタオルの両端を持って、中心部から湯に浸し、固く絞っていました。その後持ち替えて端もしっかりとお湯につけて耐熱性ビニールに~
熱布タオルを患者に熱さ加減を確認しながら背部全体にあて、バスタオルで覆ってその上から手を使ってしっかりと密着させていました。
3~5分経過後、熱布タオルを取り除き、覆ったバスタオルで湿気を拭きとり、皮膚の状態を確認。そしてそのあとバスタオルの上から背部全体のマッサージ。
う~ん 気持ちよさそう!
ここまで熱布をあててから終了するまで全体で8~10分でした。
いやー手際が良いこと!!
では、皆さんやってみましょう!
グループに分かれて実践。個人で準備したタオルと提供していただいた今治のタオルと・・
「やっぱり、今治のタオルは厚手で吸収がいいわ・・でも厚手で絞るのも大変!」あちこちから声が漏れてきます。
確かに・・最近はお湯でタオルを絞って清拭する機会もなくなってきている・・・
「私タオル絞るの下手だから、電子レンジを使ったほうがやりやすいかも・・・」
「厚手のゴム手袋をしてても手がほっかほか・・このくらい熱い湯を使わないと入浴に近い感じにはならないねー」
途中、皮膚音も計ってみました。37.3℃でしたが、理想は38℃~39℃とのこと。説明しながらだったので、ちょっとお湯の温度が下がってしまいました・・・
終了後、振り返りタイム・・
「気持ちよかった!マッサージもすると本当に癒されていい気持ち・・」
「暑い時にはかえってさっぱりしていいね。」
「不眠の患者さんには足浴より手軽かも・・低体温の人にもいい。体が堅い人、呼吸機つけてる人にも試してみたい。。
バスタオルで全体覆うことでかなりの保湿になるね。。。」
実際の患者さんを浮かべながら熱が入るナースたち・・・
忙しい現場では、だんだん手を使ったケアができない現状もあります。
でも心地よいケアは自然治癒力を高めるといわれています。医薬品と違ってほとんどリスクもなく、ケアを通してコミュニケーションがとりやすくなります。す。
是非、現場で実践してくれることをブロコも期待しています!
お疲れ様でした~
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