2014.09.29
こんにちは。
日本看護協会主催の学術集会「看護教育」が2014年9月17・18日に、新潟の朱鷺メッセで行われました。
当法人から、Kみさと健和病院教育師長とU柳原病院教育師長とM健和会絵臨床看護学研究所副所長が参加しました。
さっそくポスターセッションで発表した、U師長にインタビューをしに柳原病院を訪問しました。
○こんにちは。学会で教育副主任会を中心に取り組んできた、新人研修での報告をされてきたのですか?
U師長:はい。新人看護師の離職者がゼロだった過去2年間の新人看護師初期研修(以下、初期研修)につい て、研修後に行っているアンケート調査をまとめて発表してきました。
○質問が多かったそうですが、どの様な質問がありましたか?
U師長:初期研修の方法について質問が多かったです。
U師長:当法人の3段階方式(講義を受け → 演習を行う → 臨床で実施)の方法を理解していただくの に、少し時間が必要でした。
目的は、学生時代と実際の現場とのギャップを埋めることです。学生時代に経験が少なかった技術やよ く臨床で行う技術を選択し演習をしています。
この技術習得の期間は、臨床(配置現場)にでても患者を受け持つことはしません。
新卒看護師にとっては、徐々に現場に出て行く仕組みが、安心感につながったようです。
○シミュレーション研修とはどの様な事を行うのですか?
U師長:2つの事を目的にしています。1つは、獲得した技術を再確認する場です。模擬患者を設定し、観察か らケアの一連の流れの中で提供する基礎的な看護技術の確認を行っています。
もう1つは、臨床で遭遇する多重課題を解決するための「考えるトレーニング」です。複数の患者から 同時に呼ばれた時のDVDをみて、どの患者への対応を優先するかを考えてもらうのです。
会場から、多重課題の「答え」はあるのかと質問を受けましたが、正解を出すことより「考える」こと を重視し、グループ内で検討する事を大切にしています。
(下記の図表は、2013年度4月研修の実施内容です。法人看護部パンフより)
○来年度の新人研修も、このようなスタイルで基本的には実施していくのですね?
U師長:そうですね。毎年、研修のまとめを行っており、翌年の参考にしています。今年の振り返りをして、よ り良い新人研修にしていきたいと思っています。他の病院では、7:1との関係で集合研修をOJT対 応に移行しているところもあると聞きました。当看護部では現場の体制に苦慮しつつも、新人研修に対 する職場の理解があり、現場から担当者を出してくれています。
そんな点でも、健和会の良さを感じています。
○ありがとうございます。
看護学生から看護師一年目へのカルチャーショックを少しでも抑えるためのこの新人看護師初期研修や新人看 護師研修に臨む臨床の体制が、現場に入って行きやすい環境を育てているのだと感じました。
大切なことですね。
☆ケアも教育も「その人らしさ」を大切にしていく健和会。
まだまだ課題はありますが、常によりよい方向を模索している看護集団です。
こんな温かな健和会で、あなたも一緒に働いてみませんか?
次回は、みさと健和病院のK教育師長に来年度に向けての教育研修について、インタビューに行こうと思っています。お楽しみに。
(このひまわりは、みさと健和病院7階緩和ケア病棟でボランティアさんが作成された、8月作品です。)
健和会には、東京・埼玉の病院・クリニック・訪問看護ステーション・介護施設など看護を学べるたくさんの施設があります。
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