2011.08.12
こんにちは。健和会訪問看護ステーションです。
健和会訪問看護ステーションでは、新人研修から中堅〜管理者まで、しっかりしたプログラムのもとでバッチリ研修しています。
8月10日は、昨年度半ば以降に入職または法人内異動した看護師対象の新人研修でした。
新人訪問看護師の集合研修は1年間を通して合計7日間あり、すべて勤務時間内で行っています。
今回は今年度の第4回目となります。
テーマは補助器具
健和会のPTさんを講師にお迎えして、講義と実技で知識も技術も身につける、濃密な一日でした。
その1:マットの違いを知り、適切に選択しよう!
マットと言ってもその種類は沢山あります。在宅の利用者さんにとって最も適切なマットを選択するのも訪問看護師の役割の一つです。
じょくそうができないように、柔らかなマットを選択するケースも巷では多くあります。しかし、柔らかすぎると体が沈みこんでしまい、筋力が落ちた方では自力で寝がえりが出来なくなってしまいます。
ですから、仰向けに寝てみるだけではなくて、寝返りして体験するのも大切ですね。
その2:ベッドと車いすの間をスルッと移動させてみよう!
ベッドから車椅子、車椅子からベッド。移動って大変ですよね。これで腰を痛めてしまう看護師さんや介護士さんも多いです。
健和会は歴史的に補助器具活用が進んでおり、ここで使用しているボードもその中の一つです。その名も「スライディングボード」←そのまんま
気になるでしょうから拡大してみました。
このボードの使い方には2〜3のコツがあるのですが、それさえつかめばあら不思議!「よっこらしょ!」と抱え上げなくても、腰をひねらなくても、スルッとベッドから車椅子に座れちゃうんです。
もう最初はほとんど「ミラクル!」ですよね。「えーっ!どうやったの?どうやったの?」って。でも何度か練習すれば、簡単にマスターできるんです。こんなに薄くて小さなボード1枚で。
その3:リフトを使うと安心・安全
リフトでございます。
その昔、大きなおじいさんを介護する小さなおばあさんに、健和会ではじめて在宅のリフトを導入しました。リフトを使うことで、在宅の可能性は大きく広がりました。
健和会の場合、病院を含む施設よりも、在宅の方が補助器具の活用が進んでいます。
機械を使うことに抵抗感を感じる方も多いようですが、吊りあげられてみると、案外安楽で安定感があるものです。人力で抱えてヨタヨタしたり腰を痛めたりする前に、「リフト」。もっと施設でも普及してほしいですね。
その4:するすると体位変換
体位変換をしていますが、拡大してよく見てみましょう。
まずはこちら↓
いざえもんシート(今は使用していない状態です)
これらのグローブやシートを活用することで、利用者さんにも看護師にも負担が無く、皮膚のズレや摩擦を起こすこともなく、体位変換が可能になります。
使いこなせばもう手放せない、すぐれものの一品です。
その5:全員集合!
全員車椅子に座ってみました。
ここは北千住訪問看護ステーションの上。千住介護福祉専門学校の実習室です。
健和会のグループですが、贅沢な研修環境ですよねー。
知識や技術の習得はもちろんですが、新人同士お互いに仲良くなる良い機会です。
訪問看護に限らず、新しい職場の1年目は何かと大変です。
時には職場を離れて、新人同士でこんな研修も良いですね。
健和会には、東京・埼玉の病院・クリニック・訪問看護ステーション・介護施設など看護を学べるたくさんの施設があります。
また、看護師を目指す高校生や看護学生、キャリアアップを目指す看護師の方々に向けて日々の活動や取り組みを発信しています。
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