2015.09.30
9月28日のお月様。今年の十五夜さんはとてもきれいに見えましたね。
さてさて、今回は中堅研修の一部をご紹介します。
今年度の中堅研修(卒4以降)が計画・実施されています。
今年は、年4回開催で第1回「認知症についての学び」第2回目は「つぼ・リラクゼーション」そして今回第3回目「動きを促す環境支援 ベット・摩擦軽減用具・ポジショニング編」でした。
毎日電動ベットを操作し介助をしたり、マルチグローブやスライディングシートを使い体位変換を行なったりしていますが、「あら、そうだった?」「えーッ!知らなかった。」と目から鱗の研修でした。
今回の講師は補助器具センターのO氏。作業療法士さんです。
「ベットのマットレスの下を見たことがありますか?」「ここは壊れやすい部分ですよ!」と毎日何気なく使用しているベットの構造。
講座の中で、次のような問いかけがありました。
①電動ベットの高さを上げる時、ベットは垂直に上がるのでしょうか?
②ベットアップする時は、頭側から上げるのでしょうか。足側から上げるのでしょうか。
みなさまはいかがですか?・・・講師のO氏より解説をいただきました。
①は、垂直には上がりません。昇降時には頭足側・の長手方向に振れる特徴があります。
この振れ幅を考慮し壁から数cm.離して配置しないと、ベットや壁、特に電源コードの破断・プラグの
破損などにつながります。
②は、いっぺんに挙げずに、足側⇒頭側の順に上げるのは、ギャッチアップの際に下方に身体がズレてしまう事
を防ぐためです。
身体が小さな方などはベットの足を上げる代わりに、膝下にクッションなどを敷きこんで坐骨の前方へ
のズレを防ぎます。身体がベットに対してずれない分、大腿や背部にはズレの力がかかりますので、スラ
イディンググローブ等で圧抜きをすることで、ギャッチアップ後の姿勢がより安楽になります。
ちょっとしたところで手の効用を発揮することができますね。
当然のことですが一つ一つの行為を行なう場合は、必ず声かけをしてから実施することを忘れないように しましょう。
ありがとうございました。
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